高校野球ユニフォーム・愛知
戦前の夏の甲子園で3連覇、戦後も1966年に春夏連覇。当時の校名は中京商だったが春夏連覇の翌年に中京高と改められ、現在は中京大中京となった。現在のユニフォームはかつての中京商→中京高時代のものとはガラリと変わってしまったが、戦前から続く伝統校でここまでデザインを変える学校というのもかなり珍しいように思う。
東邦(名古屋市)
ここも戦前から続く名門。兵庫県人にとっては、1年生の坂本投手を擁し東洋大姫路と戦った1977年夏決勝の印象が強い。1989年春には奇跡の大逆転優勝。現在はロゴのフォントが変わり左袖に校章が入ったようだが、個人的にはやはり昔のシンプルなデザインの方が好きだった。
イチローの母校でお馴染み。2005年春には初優勝も果たした(愛工大名電のユニフォームは実際は左袖に校章が入る)。
かつての校名は名古屋電気。当時のユニフォームも基本は現在と同じだが、帽子のマークが早稲田スタイルの「M」1文字だったようだ。紫を基調にしたデザインと筆記体ロゴは明治大をフィーチャーしたのだろうか。
享栄(名古屋市)
中京、東邦、名古屋電気と共に「私学4強」の地位を築いた名門。4強の中で唯一春夏共に優勝経験がないが、400勝投手の金田正一氏をはじめ、輩出したプロ選手は数多い。
1997~98年夏に甲子園出場。98年夏にはベスト4に進出した。
甲子園に出たのはこの2回だけだったが、高校野球では珍しいこの真っ赤な帽子はファンの記憶に強烈に焼きついたようである。私もその1人だった。広島カープを思わせるこの真っ赤なユニフォームは、地元の社会人野球の強豪・トヨタ自動車をモデルにしたと言われている。