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高砂神社の宵宮の日、サンモールで休憩していたら、こんな張り紙を見つけた。
一瞬「やはり古い建物だからかな?」と思ったが、西友が撤退してもサンモール自体はまだ続くようだった。それでも2階は空きスペースが目立っていた。
少年時代、通っていた高校のすぐ隣にあったショッピングモールのことを思い出す。ここも核となるスーパーと専門店の集まりで、子どもの頃はいつもその中の書店やCD店に入り浸っていた。幼い頃には母と屋上のゲームコーナーで遊ぶのが楽しみだったこともある(聞くところによればその後、大雪でつぶれたらしい・・・)。オープンしたのもサンモールと同じ1970年代後半のことだったようだ。
最初のスーパーがつぶれてからしばらくして、別のスーパーが入ったが、ここも数年前に撤退し、ずっと入り浸っていた書店も閉店した。それからしばらくして運営会社自体が破綻した。あそこも専門店はまだ営業を続けるとのことだったが、今はどうなっているのだろう。
「高砂なんて自分の故郷に比べたらずっと人口も多いし、工場も多くて財政も豊かなはずなのに・・・一体、好景気とは何なのだろう」と考え込んでしまった。
播州の秋祭り2015・番外編 Vol.2
恵美酒と高砂の秋祭りで撮った「小ネタ」的な写真シリーズ。
北細江の屋台、大きさは恵美酒一とも播州一とも言われているが、どれくらい大きいのかと言えば、これくらい大きいわけである。飾磨駅前の踏切を渡る時、いちいち露盤や擬宝珠(ぎぼし)をはずすのはここだけだ。
高砂神社の宵宮の日、各町の屋台が待機しているこの広場は、かつての国鉄高砂線の終点、高砂駅の跡地。
隣で戎町のおじさんたちが弁当を食べながら「駅はここまでやったけど、線路はまだ先まで続いてましたなぁ」「そう言えば昔、高砂線に乗って高砂高校まで通ったことがありますわ」などと話していた。
高砂の宵宮の神輿くぐり、「一般の方もどうぞ」というので、私も今回初めてくぐってみた。願いごとは山ほどありすぎる。
一ツ物の少年が乗っている馬、今年はとにかく落ち着きのない馬で、神輿行列だろうが厳粛な御旅所祭の最中だろうが、お構いなしに鳴いたりモゾモゾ動いたりしていた。そのたびに周囲からは笑い声が上がっていたけど、これはこれで微笑ましい光景だった。
毎年もらっている高砂のイラストマップ、今までは単色刷りだったのに今年は何故か色つきになっていた。
播州の秋祭り2015・番外編 Vol.1
灘のけんか祭りで撮った「小ネタ」的な写真いろいろ。
白浜の宮駅で購入したガイドブック(200円)。そういえば今年は灘でも高砂でも、神戸新聞などの号外を1枚も入手できなかった。
「本醸造清酒 灘まつり」。「龍力」と同じく網干の本田商店が造っているようで、毎年、けんか祭りの際に松原八幡神社の前の酒屋「山田酒店」に大きな広告を出している。今年初めて買ってみたが、日本酒は普段全く飲まないので、正直言って味の違いはあまりよく分からなかった。
それにしても酒好きな自分ではあるが、やはり午前中から飲むものではない。肉体も精神もコントロールが効かなくなる。
灘に限らず、秋祭りの時期になると街のあちこちに立てられる、提灯を取り付けた木製の門。「日参」と呼ばれる。
網干出身の母によると、子どもの頃、この日参を立てた街の風景がとても好きだったそうだ。
広畠の全体像はこんな感じ。神輿合わせや練り合わせは中央の広場で行われる。
以前、地元のある人が「南海球場のスタンドみたいや」と形容していたのを思い出す。甲子園ではなく、スタンドが日本一の急勾配だった大阪球場を例えに用いるというのがなかなか面白い。
灘のけんか祭り2015
昨年に続いて、灘のけんか祭りを見に行った。
松原と八家の練り合わせ。
宇佐崎の屋台。神輿練り番の村は本宮の日は屋台を出さないことになっているので、今年の練り番である宇佐崎の屋台が拝めるのは宵宮の日だけ。
中村の屋台が鳥居の前で差し上げる。この直後、目の前でバランスを崩して横転したのには肝を冷やした・・・。
妻鹿の獅子が宮入りする。
境内と神社前の広場にて、神輿合わせが行われた。
神輿と屋台はこの後、西に少し離れた「広畠(ひろばたけ)」と呼ばれる場所に向かう。
広畠での神輿合わせ。今年は土ぼこりが多く、3台の神輿がぶつかり合った良い写真がどうにも撮れなかった。昨年が上手く行きすぎただけなのかも知れないが・・・。
木場と松原の練り合わせ。
東山の屋台。今年は屋根に漆が塗られ、露盤にも彩色が施された。
妻鹿、八家、東山の3台練り。
今年は体調が万全ではなかったこともあって、練り合わせや神輿合わせの写真は昨年ほどには撮れなかったような気もするが、その分「小ネタ」的な写真は結構撮ったので、またの機会に書く。
恵美酒宮天満神社秋祭り2015 本宮
2015年10月9日、前日に続いて恵美酒宮天満神社の秋祭り(本宮)を見に行った。
飾磨駅前の踏切で、練り場に向かう御幸屋台の前を山陽電車が横切る。
飾磨駅北の練り場にて、東堀と御幸の2台練り。
栄町と小瀬の練り合わせ。
4町の幟。左から玉地、都倉、北細江、清水。何故この4町だけが幟を立てているのか、由来はよく分からない・・・。
三井住友銀行前にて、都倉の台場練り。
御幸の台場練り。太鼓台の真下にいる24人だけで屋台を支えているのがお分かりいただけるだろうか。
神幸祭。今年の神輿奉仕町は小瀬。
会場となる御旅所は、神社の前の広場(浜先)の1段高くなった場所。
北細江、清水、玉地の3台練り。
小瀬、御幸、東堀、清水の4台練り。
先ほどの御旅所から撮影したのだが、やはり撮影におあつらえ向きの場所はほとんど既に他の方に取られてしまい、ほとんどこのような写真しか撮れなかった。しかし中には親切にも一時的に足場を譲って下さる方もいた。感謝しかない。
宮出しを終えた清水の屋台が帰路につく。
恵美酒宮天満神社秋祭り2015 宵宮
2015年10月8日、姫路市飾磨区にある恵美酒宮天満神社の秋祭りを見に行った。
宵宮の日、栄町の子どもたちが街を行く。
東堀の屋台と子どもたち。この子たちが持っているような、一回り小さいサイズのシデ棒が欲しいなぁ・・・と感じることがある。
祭りが終わった後、各町ともどのようにしておられるのか分からないが、2、3本ほどもらい受けることってできないのかな・・・?とつい思ってしまう。
東堀の台場練り。屋台についている「違い鎌」の紋は、菅原道真公が大宰府に左遷される途中でこの辺りを通りかかった時、彼を慕う村の人々が鎌で草を刈って通り道を作った・・・という故事にちなむ。
小瀬の台場練り。
北細江の台場練り。
北細江、玉地、清水の3台練り。北細江の屋台は他と比べると一回り大きいことが分かる。
玉地、北細江、栄町の3台練り。
播州の秋祭りを追い続けてもう5年ほどになるが、魚吹は自分と母の生まれ故郷、高砂は友人の住む街、荒井も両親に縁がある地なのだが、何故特に自分と縁があるわけでもない恵美酒(飾磨)の祭にこれほど心魅かれるのか、自分でもちょっと分からない部分がある。
高砂神社秋祭り2015 本宮
2015年10月11日、前日に続いて、高砂神社秋祭りの本宮(例大祭)を見た。
今年は宮入の途中からになってしまった。
鍵町の宮入り。
東宮町の宮入り。
東宮町の舞子と乗り子の皆さん。
各町の舞子の皆さんが勢揃い。そばで話していた地元の人によると、昔は全て女の子だけで務めていたのだが、最近は子どもの数が減ったために男の子も務めるようになったのではないか、とのことだった(地元の人間ではないので真偽のほどはよく分からないのだが・・・)。
浜田町の宮出し。鬱蒼とした神社の木々と露店の間を屋台が進む様子は、正に「鎮守の杜」という言葉がピッタリ似合う光景で、とても気に入っている。
宮出しの後、毎年恒例になった農人町と戎町の練り合わせ。今年は屋台の上のおじさん2人の表情が実によく撮れたのだが、肝心の練り合わせ自体は短時間で決着がついてしまったような気がする・・・例年15分前後は延々続くのだが・・・。
浜田町、中部、西畑、鍵町、農人町の5台練り。
鍵町、東宮町、農人町、戎町の4台練り。手前の浜田町屋台に隠れてしまっているが、これはこれで面白い構図かも知れない(サンテレビの放送にありそうやな・・・)。
2日間に及んだ高砂神社秋祭りの、クライマックスにしてフィナーレを飾る9台練り。
今年は今まで練り合わせの「撮影ポイント」にしていたある場所が使えなくなってしまい、新たな撮影ポイントを探すのも一苦労だった。
「打ーちましょ! もひとつ来い!! 祝うて三度!!!」